モノの選び方
昔は欲しいものを順に買えばいいと思っていました。間違いです。ちゃんと考えて選んで買っていかないといけません。じゃあ、その「ちゃんと」というのはどういうことなんだというのを書き起こしてみました。
本当はどれが必要か
漫画カイジにある「へただなあ、カイジくん。へたっぴさ……!欲望の解放のさせ方がへた……」というミームにもなっているセリフみたく欲望に見合ったものを選ばないといけないです。というのも家電とか寿命が十年近くあるわけで、下手なものを買ってやっぱ上位機種を買えばと思ったりしてしまうと、買い直しは金銭的に損だし、使い続けるのは時間的に損となるわけです。
かといって常に最高級品が必要かというとそうでもないです。例えば、年収がはちゃめちゃに高くて本当になんでも買えるとしても、自分の場合は普段使いのお皿に電子レンジで使えない金メッキはいらないし、外で雨晒しになる物干し竿は安いやつを買うと思っています。
つまり、このあたりは買いたいモノのジャンルによりけりで、
- 最高級に近いものを選ぶ。金銭的に厳しいなら買わない
- 最高級に近いものを選ぶ。金銭的に厳しいならコスパ優先で選ぶ
- コスパ優先で選ぶ
という三通りの分岐があると思っています。というわけで、これを踏まえてそもそものモノ選びをしていくぞ、という感じです。
不要な機能はつけない
上のフローはうっかりすると常に最高級を選びがちになるのですが、そうならないために不要な機能にはちゃんとノーを突きつけるのが重要です。一人暮らしの炊飯器で一升炊きはいらないし、狭い部屋に100インチのテレビはいらない。いるかもしれないと思ってつけたコネクタはめったに使わないし、それなら使うときにハブを買うほうが安いとかあるわけです。いや、本当、USB給電もUSB Type-Cの登場で一気に色々な機器がレガシーになってしまったわけで、そうでなくともUSB搭載電源タップはUSB側のチップの寿命が短くて本当に微妙なことしかなかった。もう絶対に買わない。
とにかく、必要な機能を見極めて、不要な機能は載せない、がすごく重要。最高級品がnot for meであることは結構ある。と書きつつ、今必要じゃないけどこれから必要になるんだよな、と思いつつ言い訳して積んで良かったことも多いのでどこまでちゃんとやれるのかは微妙ですが。
80点の取れるデザイン
現代の製品、カラバリことカラーバリエーションがありまして、ただそこで無秩序に好きな色を選んだ結果、昔の僕の部屋はごちゃごちゃな色が入り乱れた良い言い方ではおもちゃ箱みたいな印象になっていました。それで自分が快適なら良いのですが、そうでもなかったので良くしたい、と思い続けていたら80点ぐらいは取れる正解がありました。
まず、IKEAの部屋はあきらめましょう。
下の方に出てくるカラフルで調和が取れる部屋、これを作れるのは何かすごい才能があるんですよ! というわけで無印を目指しましょう、というのがこの節です。
はい、これはできます。買うべきは「木・白・黒・鉄」です。これ以外の色のものを避けるだけ、これで80点のデザインができます(点数は印象論です)。
- 木は、大きいもしくは黒っぽいもの(画面が消えているテレビなど)を置く場合は黒っぽいもの、それ以外は白っぽいものを選ぶ
- 他は大体白か黒かせめてグレーを選ぶ
- 水回りなどの一部の道具をオールステンレス色で揃える
残り20点が取れないのはここのふわっと具合です。いや、本当、ここもうちょっと明確にしたいので助けてほしいです。でも、少なくとも無秩序にこの色にするかーというのをやめて僕は統一感が取れるようになったので、この基準は好きです。
ちなみに布のものは大体このルール無視していますが、紺色や暖色で固めるのが良さそうという感覚があります。
まとめ
最小限の機能を持つものを、ナチュラルもしくは無彩色で買いましょう。